賃貸契約時に火災保険に入る必要はある?相場や補償内容を解説!
最終更新日:2022年11月7日

賃貸の契約や更新の際に、火災保険に加入することをもとめられます。
しかし、「火事なんてめったに起きるものでもないし、今までおきたことがない。火事にきをつければいいだけだし入る必要ある?」など疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
なぜ、入る必要があるのか、相場や補償内容などを詳しくご紹介します。
賃貸契約時は火災保険の加入がほぼ必須
結論からお伝えすると、賃貸契約の際には、火災保険への加入がほぼ必須です。
借りる側からしてみれば必要ないように思われますが、貸す側、大家さんの立場から見た場合どうでしょうか?何か事故があった際にリフォームが必要になったとして、契約者が費用を払えないとなった場合に大家さんの立場からしてみれば問題です。
そういった場合に備えて大家さんの負担を減らすため、保険への加入が求められるというわけです。
- 火災保険への加入
- 万一の事故の際に大家さんの負担を減らすため、
賃貸契約時に加入はほぼ必須!
賃貸契約時に火災保険に加入したほうがよい理由は?
火災保険ときくと火事だけに対応した保険のように思われますが、実際は異なります。
火災保険は保険会社にもよりますが、実際は自然災害や盗難、外部からの衝突、漏水、突発的な事故など、様々なケースにも対応しています。そのため、万一の場合に備えて必ず入っておいたほうがよいです。
- 火災保険は火事だけじゃない!
- 自然災害
家財などの盗難
外部からの衝突
水漏れ
なども対象!
火災保険の補償範囲
火災保険には補償する内容によっても会社によっても様々なプランがあります。
また、賃貸の場合だと持ち家の場合とは異なり、大家さんに対する賠償責任が発生するため、借家人賠償責任補償というものが存在します。
大まかに3種類の補償が存在しており、家財補償、借家人賠償責任補償、個人賠償責任補償の3つです。
それぞれ目的が異なり、以下のようなものが対象です。
種類 | 対象 | 目的 |
---|---|---|
家財補償 | 自分が所有する家財 | 家財の修理や買いなおしの費用 |
借家人賠償責任補償 | 大家さんから賃貸しているお部屋の室内 | 大家さんに対する賠償責任の費用 |
個人賠償責任補償 | 自宅以外の他人や他人の所有物 | 大家さん以外の他人や他人のものに対する賠償責任の費用 |
不動産会社から紹介された保険に必ず入らなければいけない?
不動産会社から紹介された保険でなければならないわけではありません。
不動産会社は提携している保険会社があり、その会社のサービスを紹介してくれます。
提携先として、契約の際に何らかの見返りがある場合があるため、特定の保険をごり押しされる場合がありますが、他の保険会社でも問題はありません。
「絶対にここじゃないとダメ」というケースは、紹介するとキックバックとして何割か収益があると考えられます。 なぜ、その会社じゃないとダメなのか。
また、加入が必須なのであれば自分にあったものを選びたいのだと伝えてみると良いでしょう。